Bass Shaker導入
この世の中に、ButtKickerに代表されるような振動デバイスが存在することは知っていました。ただ、「飽きてすぐ使うのやめた」といったレビューも見たりしていたので、「高いお金だしてすぐ飽きたんじゃあ、ねぇ…」と思いそれ以来興味は無くしていました。
が、iRacingのフォーラムで「Tactile Transducer(=Bass Shaker)環境を$100以下で作るぜ!」という資料がまとめられ、それに沿って導入を果たした海外ドライバー達のawesome awesome言ってる様子を見て、いてもたってもいられなくなりました=)
日本で先駆けてこの資料をもとに導入されたオサレコクピオーナーのukさんの記事も大変参考になるので、こちらも参照してみてくださいね。
買ったもの
- Bass Shaker: Aura AST-1B-4
株式会社ARIさんから買いました。Auraのラインナップ上、旧製品になってしまってるので”在庫分を放出します”という扱いで販売されてます。ARIさんではACT-25-4という型番で取り扱われてます。
スペックは25W4Ω。Auraの新型機種、AST-2B-4は50W4Ωです。Amazon.comだと$39です。何かのついでで輸送費を下げれる方、アンプの都合がつく方はこっちをおすすめ(パワー対コスト的な意味で)。
- アンプ: SA-S3+S(EX)
SP01さんから買いました。オーディオ界では中華系格安アンプ、と言われる分類になるのでしょうか。
- 追加サウンドカード: UCA222
ukさんから提案があった機種です。手持ちに余りのサウンドカードがなかったのでこいつを買いました(USBオーディオの性能も気になってるところだったのでこの機会に便乗)。
- ケーブル類いろいろ
構成
描くの面倒なので文章でちょろっと。
UCA222をメインサウンドカード扱いにしてiRacingからはこいつを鳴らす。RCA-ステレオミニで、こいつのOUTからオンボサウンドカードのLine-inに接続。オンボサウンドカードでテレメトリ系振動とミックスされて、オンボサウンドカードのLine-outからステレオミニ-RCAでアンプへ、アンプからBass Shakerへ、という構成。
フォーラムの資料に載ってる構成と変わりは無いです。
ソフトウェア的なもの
アンプにLPFが無いのでソフトで処理しました。VSTHostのPilgrimというプラグインで処理してます。一応絵を載せておきます。
in/outの間にPilgrimを挟むだけの簡単な作業です。
in/outの設定図。
Windows上の設定では、再生デバイス側のオンボサウンドカードの"スピーカー"のラインインはミュートしておきましょう。UCA222(メインサウンドカード)からの振動レベルは録音デバイス側のラインインでコントロールします。
Bass Shakerをマウントする
お尻の下に設置するのがベストですが、椅子の構造上不可能だったので背もたれの最下部にタッピングスクリューでぶち込みました。
部屋散らかっててすみません。
騒音が気になるところですが、25Wフルパワーで稼動しても床は揺れませんでした。これは多分、背もたれに設置したので振動が水平方向なのと、OAチェアの高さ調整用油圧ダンパーのおかげだと思います。一応防振策としてダンボールで作ったクッションとゴムマット敷いてます。ukさんは「5Wでもヤバいよ」とおっしゃってましたが、しっかり作られたコクピだと振動が逃げるところがなくて響いちゃうんでしょうね。適正出力や設置方法、騒音対策はケース・バイ・ケースといったところでしょうか。
CPU負荷
X-Sim、VSTHostの負荷を気にしてましたが、実際動かしてみると大したことありませんでした。i5-2500KでiRacing、X-Sim、VSTHostを動かしてるときの負荷状況はこんな感じ。
テレメトリ系ツールを動かしたりしてもまだまだ大丈夫ですね。
効果
めちゃくちゃ楽しいです!!
楽しい以外にも、車の動きがよくわかります。これはやはりテレメトリをもとに振動情報を生成している強みでしょう。振動の味付けもX-Simのプロファイラとして細かくチューニングできるようなので、こだわる人はしっかり作りこめばラップタイムの向上にも活かせると思います。フォーラムでも「タイヤの滑り出しをわかりやすくしてみた!最高!」といったレビューもありますしね。
Bass Shaker+アンプで約1万円、その他必要部材で数千円。これだけの費用でこれだけ楽しくなるのですからやらないともったいないです!オススメ!
まとまりのない記事になってしまったので、後日また気づいた点はレビューしようと思います=)