ゲームは嫁と子供が寝てから。

嫁さんに怒られるのでコッソリ遊びます。

『ミハエル・クルムのレーシング「超」運転術』

先日、表記の本を購入し、通勤中や時間がある時にに少しずつ読み進めて今日やっと読了したのでちょっと感想文を書いてみたいと思う。

ミハエル・クルムのレーシング「超」運転術 改訂版

ミハエル・クルムのレーシング「超」運転術 改訂版

購入の動機

そもそも私はモータースポーツについてはド素人。車自体の知識はもちろんのこと、ドライビングテクニックについてもレースシムを楽しむ過程で断片的に得た知識のみ。普段も車に乗ることはなく、たまにレンタカーを借りるとサイドブレーキを引いたまま走り出すこともある、と言えばどれぐらいnoobなのかわかって頂けるのではないでしょうか。iRacingをやってる方達の中には職業としてモータースポーツに関わっている方もいれば、エンスーな方や10年前後のレースシムキャリアを持つ方達がいる一方、ものすごい対極に居るのが私ihsahnでございますみなさんこんにちは。
そんな私でも、それなりの練習と他人のセットアップをスチールすることでレースシムである程度のパフォーマンスを見せることは出来ます(ました)が、そろそろ限界が見えてきたな…と最近思い始めていたのでした。
そこで手にしたのがこの本。初めはもっと本格的な、バイブルとも言われているような本に手を出そうかと思ってましたが、書店でパラパラとめくってみた感じちょうど私のレベルに合いそうだったのでこの本を購入しました。
ちなみに、著者名を見て「ちょwwwクルムってwww伊達っすかwww」って思ってたらホントに伊達公子の旦那さんだった、と気付いたのは買った後でした。

何が書いてあったか

隙あらば嫁さんの話をちょいちょい挟んでくる。
というのは置いといて、レースドライバーとして必要な知識や考え方が上から下まで網羅されている、といった感じ。それだけ書けば非常に分厚い本になりそうなところを、約250ページに凝縮し、過不足なくまとめ上げるあたり著者の著者としてのセンス及びレースドライバーとしてのセンスが素晴らしいと言える。
序盤は基礎知識が整理されている。オーバーステアアンダーステアとは、それらの対処法、コーナーのライン、ブレーキのかけ方、等など。ドライビングテクニックをかじったことがあれば、このあたりは「ふんふん、もう知ってるよ。」と流してしまいそうだが、「伝統的なラインはこうだが、プロのラインはこう。そして究極のラインは…」「ロングブレーキとは・ショートブレーキとは」「ナチュラル派・ノンナチュラル派のメリット・デメリット」といった具合にテクニックや考え方を分類し、比較しながら解説してくれているので非常に説得力があり改めて知ることが多い。実際のテレメトリデータが添えられているのも説得力がある理由になっている。
中盤以降はメンタルや”競争”について、さらにはセットアップの方法論やチームのコミュニケーションにまで話が及ぶ。
全て読み終えた時には「速く走るためにはこんなに考えなくちゃいけないことがあるのか…」と気付かされた。

結論

めちゃ良い本です。ホントは色々引用しながら「ここに感動した!」とか書きたかったんですが、面倒臭くなりました=P でも「もうワンランク、ステップアップしたい」とか「体系的に知識を整理したい」と思ってるピュア・シムレーサーには間違いなくお勧めです。
私はどうやらこの本をあまりに熱心に読んでいたらしく、嫁が心配そうに「どうしたの…?レーサーになりたいの?今から目指すの?」と聞くもんだから「いや、レースシムでもっと速く走りたいだけなんだけど」と答えると嫁はあきれ顔で黙ってしまいましたが、こんな感じでこの本もクルムの嫁がちょいちょい出てきます。